ユニットから一般棟へ異動して分かった違いと課題|リーダー視点で解説

介護老人保健施設でユニット勤務を経験した後、一般棟(多床室)へ異動となり、現在はリーダーとして勤務しています。

ユニットケアと一般棟では、同じ介護施設でも業務の流れや環境、ケアの考え方に大きな違いがありました。

今回は、実際に異動して感じた

  • ユニットとの違い
  • 一般棟の課題
  • 一般棟のメリット
  • リーダーとして感じたこと

について、現場視点でまとめたいと思います。

① 一般棟で最初に感じたのは「動線」の違い

ユニットでは、各居室の近くに洗面台やトイレが配置されており、比較的少人数で生活が完結しやすい構造になっていました。

一方、一般棟では食事はデイルームで行いますが、口腔ケアもデイルームにある共有洗面台を使用しています。

そのため、

  • 洗面台の順番待ち
  • トイレ待ち
  • 利用者同士の動きの重なり

が発生しやすく、職員は全体の流れを見ながら効率よく案内する必要があります。

特に朝食後などは利用者の動きが集中するため、

  • 誰を先に案内するか
  • どのタイミングで誘導するか

など、職員側の判断が重要になると感じました。

② 一般棟では「個別ケア」の難しさを感じた

ユニットでは比較的一人ひとりの生活リズムに合わせやすい環境でした。

しかし一般棟では、構造上どうしても集団ケアになりやすい部分があります。

特に排泄介助では、

  • トイレ誘導する利用者
  • オムツ交換・パット交換が必要な利用者

が分かれており、オムツ交換が必要な方については、1人の職員が順番に回って交換していく流れになります。

そのため、

  • 交換時間を個別にずらす
  • 一人ひとりのタイミングに合わせる

ことが難しい場面もあります。

もちろん安全面や業務効率も必要ですが、ユニットとの違いとして「集団の流れの中でケアを行う難しさ」を感じました。

③ 環境面では「病院のような雰囲気」を感じた

一般棟へ異動して最初に感じた印象は、

「病院に近い雰囲気」

でした。

4人部屋であることや、デイルームの照明の印象もあり、ユニットと比べると生活感よりも医療・療養的な雰囲気を感じました。

ユニットでは、

  • 家庭的な空間
  • 少人数での生活
  • 落ち着いた環境

が重視されていましたが、一般棟では構造上、管理や効率を優先しやすい環境になりやすいと感じます。

だからこそ、職員の声掛けや環境整備がより重要になるとも感じています。

④ 一般棟のメリットも感じた

一方で、一般棟には一般棟の良さもあります。

特に感じたのは、

  • 移動距離が少ない
  • 見守りしやすい

という点です。

4人部屋であるため、一度に複数の利用者の様子を確認しやすく、異常の早期発見や見守りがしやすい場面があります。

また、職員同士で利用者の状況を共有しやすい環境でもあると感じました。

ユニットと一般棟はどちらが良い悪いではなく、それぞれに特徴と課題があると感じています。

⑤ リーダーとして感じた業務改善の必要性

現在、一般棟では申し送り方法の改善も始めています。

以前は口頭中心の申し送りでしたが、現在は1枚の紙に職員が申し送り内容を記入し、それを確認する形に変更しています。

これにより、

  • 申し送り時間の短縮
  • 情報共有の整理
  • 業務効率化

を図っています。

まだ始めたばかりですが、今後スタッフ会議などで職員の意見も取り入れながら改善していく予定です。

⑥ 今後リーダーとして目指したいこと

今後は、

  • 業務改善
  • 情報共有
  • 動線整理

などを進めながら、少しでも利用者と関わる時間を増やしていきたいと考えています。

また、職員が働きやすい環境を作ることも重要だと感じています。

そのため、

  • スタッフ会議で意見を出しやすくする
  • 現場の課題を共有する
  • 改善を継続する

ことを大切にしていきたいと思っています。

まとめ

ユニットから一般棟へ異動して感じたのは、同じ介護施設でも環境やケアの考え方が大きく違うということです。

一般棟では、

  • 集団ケアになりやすい
  • 業務効率が必要
  • 動線管理が重要

という特徴がある一方で、

  • 見守りのしやすさ
  • 職員連携
  • 移動効率

といったメリットもあります。

大切なのは、環境に合わせながらも、利用者に関わる時間をどう作るかだと感じています。

今後も現場で感じたことを、リーダー視点で発信していきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました